太宰府市内の土地に建物を新たに建築する場合には、市役所内にある文化財(調査)課に申請し「試掘」という行為を実施しなければなりません
その目的は地下の遺跡や遺構有無および、遺構や遺跡がある場合その深さ、範囲および時代などを調査し、本発掘調査の範囲、費用、期間などの積算をするためです
試掘方法は対象となる土地にバックホウ(パワーショベル)を使って、水道管工事のような形で約1メートルの溝(トレンチ)を掘ります 深さは遺跡の深さにより20センチから数メートルと場所によってまちまちです
試掘費用は確認(試掘)にかかる費用を原則として公費で負担しますが、対象となる土地が10,000平方メートルを超える場合は全額申請者の負担となります
今回は、約2mの深さの溝を掘り支持層が確認できる状態で遺跡などの有無を判断され、今回は何もないとの結論でありほっと胸を撫で下ろしました
万一、何らかの遺跡などが確認される可能性があると判断されると、申請者は自費で遺跡調査を依頼しなければならず時間や費用がかかり、その間該当土地には何も手掛けることができず調査が終わるまで待たなければなりません
今回は何もないとの見解で、建物の建て替え出来る前提条件が具備できました
この試掘行為を仲介する不動産会社は不知のことは無いと思いますが、十分注意の上ご対応ください